先日はバッテリーについて書きましたが、今日はその続きで充・放電器について書くつもりです。
これも詳しく書くと非常に長くなってしまうので、数回に分けようと思います。
充電器はさまざまな種類が市販されていますが、タイプは2種類あります。
1つは0.1~0.2A程度の微弱な電流を流し8時間等かけて充電するタイプ。
こちらはオートカットが付いていないことが多いので、自分で時間を計って止めないといけません。カリスマRTR付属の充電器はこちらです。
もう一つは電流を自由に調整でき、Δピークカットで充電を自動的にストップするタイプ。
ラジコン用充電器として市販されているものは、大抵こちらです。
値段も数千円から2万円を超えるものまであり、実にさまざまな種類が存在します。
とりあえず充電についてもここで述べておきますが、
電流(A)が高い方が早く充電できるからと言って、むやみに上げることは絶対してはいけません。一般的にカリスマで使われているサイズ(2/3サイズ)のバッテリーはサブCセル(ラジコンで一般的に使われるサイズです。)より安全と言われますが、それでも充電時のAは、
2Aが限界だと考えて下さい。ハイエンドの充電器を使い、バッテリーについて詳しく知っている人が使うのであれば上記の数値より上げることもできますが、それなりの危険が伴います。
また、高いAでの充電はバッテリーに負担が大きく、寿命が短くなる等の弊害もあります。
基本は1C充電(1600の容量のバッテリーであれば1.6Aで1時間)です。時々どの充電器にすると速くなりますか?という声を聞きますが、
充電Aが同じなら速さは一緒です。確かに厳密にいえば違うのですが、初心者向けとして販売されているものでは体感できるほどの差はないと思われます。
バッテリーの性能を極限まで引き出せる充電器が欲しいのならば、とりあえず5万円程投資すれば十分な性能の物が手に入るはずです。
ラジコンにそこまで投資する価値を見出すかは人それぞれですが、決して安いものではないことは確実なので、最初のうちから最高の物を揃える必要はないと思います。
また、大抵の初心者の方は安定化電源は持っていないでしょうから、コンセントから電源の取れるものから選択することになるでしょう。
オークションでも色々な充電器が出品されていますが、古い充電器は現行のバッテリーに対応していないこともありますし、サポートが受けられない、説明書がない等問題がある場合もありますから、とりあえずお店で売られている現行機種の中から選んでおくのが無難です。
結論ですが、充電器は基本的にΔピークカットができて、電流が1A~4A程度まで調整出来る物を選んでおけば初めのうちは十分です。高い充電器はいろいろと設定できる項目が増える分、設定を間違えると液漏れや最悪火災につながる恐れもあるので注意が必要です。
自分で色々調べて「Δピークカット トリクル充電 放電カット電圧」程度の単語の意味が分かる方はそれなりに良い物を買っても大丈夫でしょう。
値段は安い物で4・5千円~高い物だと1万4千円程度です。
次回は具体的にどの充電器を買えばいいのか、という点を紹介していきたいと思います。
PR