カリスマに限った話ではないですが、RTRは海外の工場などで大量生産する物ですので、時々左右でネジの長さが違うだとか、本来あるはずの物が入っていない等といった信じられないようなミスが起こっていることがあります。
ですので、RTRを購入したら充電していきなり走らせるのもいいですが、一度バラして部品の欠品がないか、組み間違いがないかを確認しておいた方がベターです。
その際、ついでに色々と手を入れておいた方がいいところもありますので、今日はそれについて紹介します。
組み立てやすさを重視するため、RTRは大抵
駆動部分にグリスは全く塗っていないか、逆に抵抗になるほど塗っていることが大抵です。カリスマにおいてもそれは同じで、デフギアとべベルギアの部分には全くグリスが塗っていませんでした。
グリスがなくても一応走りますが、高速回転する部分ですので塗っておいた方がいいでしょう。
幸い駆動部分は密閉されているのでゴミの侵入はあまり気にしなくても大丈夫です。
ただし、この車は残念ながら正直整備性が良いとは言えません。
参考までにデフの取り出し方の写真を載せておきます。ちなみにバルクは前後共通の形です。
デフを取り出すためには赤い○で囲んだネジ(見えないものも含め6本)を外すことに加えて、
アッパーデッキまで取り外さなければだめです。また、再び組み直す際に、
緑で囲んだ部品を忘れず入れて下さい。
そうしないとアッパーデッキが水平につきません。
ギアに塗るグリスは各社から出ていますが、レースを重視するのでなければ高い物を使う必要はないと思います。
私はそんなにケミカルにお金をかける気にはなれないので、一番安い田宮の物(セラミックグリス:写真奥)を愛用しています。
ただ、ギアに塗る際にむらに塗るとかえって抵抗が増えたりもしますので、
薄く均一に塗るのがポイントです。
使い古した歯ブラシに少量つけて塗るのがいいと思います。
その他に、人によってはデフの中に写真のアンチウェアグリスや固めのシリコンオイル等を入れてデフを重くすることもありますが、その辺は走らせてみて個人の好みでどうするかを決めればいいでしょう。
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